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男性ホルモンが なくなれば ハゲない

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男性ホルモンがなければ脱毛しない?

AGA(男性型脱毛症)の原因には男性ホルモンが大きく関係しているといわれています。

脱毛がおこるメカニズムを簡単に説明すると男性ホルモンが毛根の毛母細胞に入ることにより髪の成長を妨げることによっておきています。

つまり髪の毛にとっては男性ホルモンという存在は非常に厄介な存在なのです。

そんな厄介な男性ホルモンを なくしたらいったい どうなるのでしょうか?

男性ホルモンがなくなれば禿げないのでしょうか?

ハミルトンの実験

1940年代のアメリカで ジョージ・ハミルトン氏が脱毛と男性ホルモンの因果関係を調べる実験を行っています。

男性ホルモン(テストステロン)は主に睾丸で作られているのですが この睾丸を取ればテストステロンは作られないので ハゲないのではないのかという仮説をたて実際に実験で確かめたのです。

睾丸を摘出された男性はハゲにはならなかった。また、脱毛が進行中の人の睾丸を摘出した場合脱毛の進行が止まった。

脱毛が進行してる状態で 睾丸を摘出され脱毛が止まっていた人にテストステロンを注射すると再び脱毛が進行し始めた

もともと脱毛していない人が睾丸を取り その後にテストステロンを注射しても髪は薄くならない

 

つまり睾丸を摘出してテストステロンが発生しない環境では脱毛はおこらないという結果がでたのです。

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さらに、睾丸を摘出されていてもテストステロンを注射される事で脱毛していた人は、また髪の毛が薄くなったのです。

これは完全にテストステロンが脱毛の大きな原因であることは間違いないという事でしょう。

しかし!!!!
気になるのが 最後の③です。
もともと脱毛していない人にテストステロンを注射しても髪は薄くならなかったという事です。

このテストステロンの影響でハゲる人とハゲない人の違いはなんなのでしょうか

男性ホルモンの影響でハゲない人とは

脱毛や薄毛は男性ホルモン(テストステロン)単体が引き起こしているのではなくテストステロンと5αリダクターゼという酵素と結合し5αDHT(5αジヒドロテストロン)に変化します。
この5αDHTこそが脱毛を誘発させるのです。

そしてテストステロンと5αリダクターゼが結合して5αDHTを生産しやすい人と生産しにくい人がハゲるかのかハゲないのか の分かれ道となります。

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男性ホルモン(テストステロン)がなくなれば脱毛はしませんが男性ホルモンが人より多くあっても 最終的に5αDHTが発生しなければ薄くなることはないという事です。

ただし、男性ホルモンや5αDHT以外が原因で脱毛がおこることも当然あるので 日々のヘアケアはやはり大切なのです。

 

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