髪の艶とは
髪の毛にはツヤがあった方が良いと言われます。
同じ髪の毛の毛量でもツヤのある髪のほうが黒々として若々しく見られるからです。
しかし髪の毛のツヤとは具体的にはどういう状態の事なのでしょうか?
髪の毛のツヤを具体的に理解することで どのようなヘアケアが髪の毛のツヤに有効なのかがわかると思います。
髪の毛のツヤ
まず髪のツヤとは髪に光があたった時の反射のことです。
反射する部分としない部分の境界がくっきりしているほど髪にツヤがあると言われるわけです。
俗に言う天使の輪と言われている状態はツヤがあるといえます
キューティクルが綺麗に並んでいるとツヤがある髪になる
髪の毛の外側を包んでいるのはキューティクルです。
キューティクルはうろこ状で重なりながら髪を包んでいるのです。
キューティクル自体は透明なのですが、綺麗にうろこ状に並んでいると髪の毛のツヤやハリが生まれます。
つまりキューティクルが綺麗にうろこ状になっている状態が良いわけです。
キューティクルは温度や湿度によって開く性質をもっていて髪の毛の潤いを保つ働きをしています。
基本的にはキューティクルが閉じてる状態のほうが髪の表面はなめらかになるのでツヤのある髪に見えます。
日常生活での紫外線やドライヤーなどは髪の毛にたいして刺激になります。
その結果 髪の毛のバリアでもあるキューティクルが剥がれるなどして損傷していまいます。
髪の毛を守ってくれているバリアがなくなれば ツヤがなくなるのは当然として髪の内部の成分も流出してしまうので 切れ毛や枝毛が発生します。
キューティクルは再生しない
キューティクルが剥がれるなどして損傷した場合
キューティクルは自力で再生しません。
損傷した部分は髪の毛を切るまで そのままの状態です。
キューティクルが傷んでしまったらトリートメントなどで髪の毛をコーティングする事により髪のバリアを作るのです。
やはりツヤのある髪の毛を求めているのであればキューティクルにダメージを与えずにいたほうが良いでしょう。
日常生活で気を付けてほしいのはドライヤーのあてすぎによるオーバードライやヘアアイロンなどのあてすぎ。
また、髪の毛を洗って乾かさないのも良くありません。
髪が水分をたくさん吸っている状態のときはキューティクルは開いています。
このキューティクルがめくれ上がってる状態で髪を乾かさないで寝ると髪がバサバサの状態になりますし頭皮にとってもマイナスです。
髪を洗ったら自然乾燥はやめて乾かしましょう。
髪にツヤをだすための乾かし方
キューティクルを大事にしてダメージを与えない事が髪のツヤには重要な要素となります。
最後に髪を乾かす時のポイントも覚えておくと良いでしょう
キューティクルの向きは上から下に向かっていますので逆らわないように乾かすのもポイントです。
ドライヤーの風は上方向からあててキューティクルを整えるのです。
ドライヤーを下方向からあてるとキューティクルが立ってしまって髪の毛がまとまりずらくなりツヤ感も失われます。
またドライヤーのかけすぎは髪の毛にもダメージを与えてしまうので頭皮を完全に乾かして 髪は8割程度の乾きでOKです。
最後にブラッシングを行うことでキューティクルが整うのでツヤ感がアップしますし、外部の刺激からも守ってくれます。
正しい知識とヘアケアでツヤのある髪を手にいれましょう!